山本由伸、まさかの初回5失点KO 大乱調で防御率45.00…日本人先発デビューで最短降板
初球の155キロをいきなり安打にされ…なかなかアウト奪えず
■ドジャース ー パドレス(21日・高尺スカイドーム)
ドジャースの山本由伸投手が21日、韓国・ソウルの高尺スカイドームで行われたパドレス戦に先発。メジャーデビューとなるマウンドは、初回に5点を奪われてそのまま降板となった。43球を投げて4安打5失点2奪三振2四死球という悔しい結果に終わった。
デビュー戦を好投で飾ることはできなかった。先頭のボガーツには初球に96.6マイル(約155.5キロ)のフォーシームを投じたが、中前に弾き返された。続くタティスJr.にはスプリットが抜けて死球を与えると、続くクロネンワースには右翼線への三塁打を許し、1死も取れないまま2点を失った。
続くマチャドには四球を与え、無死一、三塁からキム・ハソンに中堅への犠飛を打たれて3点目を失った。続くプロファーの打席では暴投で1死二塁となったが、カットボールで初の三振を奪った。しかし、続くカンプサーノは打ち取ったかに見えた三塁線の打球をマンシーが取れず4点目。2死二塁からウェイドに右前適時打を浴びて5失点となった。
メリルはカーブで三振に仕留めたものの、初回だけで4安打を浴び、42球を投じた。ベンチでは大谷にお尻を叩かれ、ロバーツ監督と話し合う場面があった。2回の守備では2番手のグローブがマウンドに上がり、山本は降板となった。最速は96.6マイル(約155.5キロ)だった。
先発でメジャーデビューを果たした投手の中で、デビュー戦での初回5失点は日本人ワースト、1回での降板は最短となった。
山本は昨年、オリックスで史上初となる3年連続での投手4冠、MVPと沢村賞を獲得し、12月27日(日本時間28日)にドジャースと12年総額3億2500万ドル(約491億円)の契約を結んだことが発表された。オープン戦では、3試合に登板し、9回と2/3を投げ0勝1敗、防御率8.38だった。
(Full-Count編集部)