大谷翔平の関係者が「待て、待てと」 水原氏の違法賭博疑惑…米敏腕記者が時系列解説
米放送局「ESPN」のパッサン記者「これが私たちの声明文だと言ってきた」
大谷翔平投手の通訳を務めていた水原一平氏が、違法賭博に関与した疑いでドジャースから解雇された事件について、米放送局「ESPN」のジェフ・パッサン記者が時系列を解説した。水原氏がインタビューでの発言を後に撤回したことに「何が起こったか、私たちはまだ知らない」などと語った。
パッサン記者は21日(日本時間22日)、同局のスポーツトーク番組「ザ・パット・マカフィー・ショー」に出演。「試合後のクラブハウスでドジャースの選手が座っていたところ、球団フロントの数人が(水原氏の)ギャンブルについて特集記事が出ることを伝えた。そして、『イッペイ、何か言いたいことはありますか?』と、尋ねた。彼は本当に謝っていた」と前夜の状況を伝えた。
しかし「そのあとホテルに戻ったときに、話が変わったようだ」という。同局のティシャ・トンプソン記者によると、水原氏の450万ドル(約6億8000万円)もの負債を大谷が肩代わり。水原氏は「当然、彼(オオタニ)は喜んではいなかったが、私が2度としないよう助けると言った。彼は肩代わりしてくれることを決断した」とインタビューに答えていたが、後に撤回することになる。
パッサン記者は「水曜日(日本時間21日)になって、オオタニの関係者が待て、待て、待てと言った。私たちがセッティングを手伝ったインタビュー(で話された)内容を彼らは否定し、代わりにこれが私たちの声明文だと言ってきた」と説明。声明文には「大規模な窃盗が行われた」などと記されていた。
さらに同記者は「実際にその間(ESPNのインタビューが行われた段階と声明文が送られてきた段階の間)に何が起こったのか、私たちはまだ知らない」などと結論付けている。はっきりとした状況は、いまだ解明されていないようだ。
(Full-Count編集部)