大谷翔平を「出場停止に」 無責任な声に米司会者…コミッショナーが「向き合うべき」
クリス・ローズ氏が主張「MLBの処罰対象外と、1行の報告だけでは駄目だ」
ドジャース・大谷翔平投手の通訳を務めていた水原一平氏が、球団から解雇されたことを受け、ワイドショーなどで様々な推察をされている。米メディアによると、水原氏は違法賭博に関与し、大谷の口座から450万ドル(約6億8000万円)を送金したとされる。米ポッドキャスト番組の司会者は、MLBのコミッショナーを務めるロブ・マンフレッド氏が大谷を守るべきだと主張している。
クリス・ローズ氏は、自身が司会を務める番組「クリス・ローズ・スポーツ」に出演。「ロブ・マンフレッドコミッショナーが不得意なことの1つに、カメラの前で話すことが含まれている。今こそ(カメラの前で喋ることが)必要なときだ」と強めの口調で主張している。
さらに「何故かって? これは、そこらへんのおじさんではなく、球界ナンバーワンの選手であり、国際的に象徴的な存在が論争の中心になっている告発だからだ。彼はMLBの処罰対象外と、1行の報告だけでは駄目だ」と指摘した。米スポーツメディア「ジ・アスレチック」の報道によると、メジャーリーグ機構は「オオタニは現時点では処罰の対象ではない」とだけ発表しているという。
続けて「野球界を今日止めてでも、ロブ・マンフレッドはカメラの前に立って質問と向き合うべきだ。そうしなければ、野球のことをなんとも思わないモーニングショーが湧いて、ご馳走と言わんばかりに点と点を結ぶだけだ」と主張。現時点では、大谷が把握していたかについて情報が錯綜している状況だ。
また、「(米放送局『FOXスポーツ』の番組『The Carton Show』の司会を務める)クレグ・カートン氏なんて『彼を出場停止にすべき』と言っていた」という。「私からしたら、状況がわかっていないのに無責任(な発言)だ。でも、MLBの誰かがカメラの前で話さない限り、そういう話がナショナルメディアに取り上げられる」。悪質な推測などから大谷を守るべきだと強く訴えている。
(Full-Count編集部)