バウアーが好投も…MLB公式は“完全スルー” 遠いメジャー復帰「誰か彼と契約して」
メキシカンリーグのレッドデビルズと短期契約…ヤンキース相手に3回無失点
メキシカンリーグのディアブロス・ロホス・デル・メヒコ(メキシコシティ・レッドデビルズ)に加入したトレバー・バウアー投手が25日(日本時間26日)、本拠地でのヤンキースとのエキシビションマッチで3回無失点の好投を見せた。メジャー契約を目指しDeNAを自由契約となったが……。MLB公式サイトはバウアーの投球を一切取り上げず。関心も高くない。
バウアーは今月18日(同19日)にレッドデビルズと契約。メジャー復帰を目指す短期契約で、4月11日(同12日)から5月8日(同9日)までに5試合に登板することに合意していた。この日、ヤンキース戦に登板すると、2回に満塁のピンチを背負うも無失点に。3回には主砲のスタントンから三振を奪うなど、3回4安打3奪三振無失点だった。
レッズ時代の2020年にサイ・ヤング賞に輝いた右腕は、ドジャースに移籍した2021年に性的暴行などの疑いで複数の女性から訴えられ、324試合の出場停止処分を受けた。後に194試合に軽減され、自身もメジャー復帰を目指しているが、獲得球団は現れず。事実上の追放状態となっている。
この日、MLB公式サイトはヤンキースの56年ぶりのメキシコ入りを大々的に報道。スタントンが語った興奮やロビンソン・カノ内野手の本塁打などを取り上げたが、バウアーについては取り上げず。ファンは「誰か彼と契約して」「フィリーズ、彼を獲りに行け」と復帰を願う声が聞こえるが、現実は厳しそうだ。
(Full-Count編集部)