大谷翔平の凱旋にサプライズ演出 ド軍指揮官も感動、エ軍は「一流の組織だ」
ロバーツ監督「ちょっとした何かをあげたのは素晴らしいこと」
■エンゼルス 4ー3 ドジャース(オープン戦・日本時間27日・アナハイム)
ドジャースの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、敵地で行われたエンゼルスとのオープン戦に「2番・指名打者」で先発出場し、2打数無安打だった。内容は2打席連続の空振り三振で、オープン戦は打率.393、OPS1.214で終えた。試合後、デーブ・ロバーツ監督はエンゼルスが行った大谷への粋な計らいに感謝した。
移籍後初めてのエンゼルスタジアムでの一戦。初回1死の第1打席、古巣から6年間の功績を称えるサプライズ演出で出迎えられた。メジャー初本塁打など昨季まで6年間の躍動を収めた映像がスコアボードに流され、球場中は拍手喝采。1度は打席に入った大谷だったが、その後打席を外してヘルメットを取って歓声に応えた。
「素晴らしかった。ショウへイは(先に)彼らが何かをするというメモを受け取っていたと思うが、エンゼルスは一流の組織だ。ショウへイはこの組織のための多くのことをした。彼にちょっとした何かをあげたのは素晴らしいことだと思う」
オープン戦は3試合連続無安打で終えた。水原一平氏の違法賭博関与を知った21日のパドレス戦で初回に右前打を放ったが、その後は13打席連続ノーヒット。それでも、ロバーツ監督に心配する様子はない。「彼にしてみたら、この1週間は芯に当たっていないが、韓国にいた時はとてもいいスイングをしていたと思う。ここ3試合はかみ合っていないが、明日オフだし、28日(同29日)には準備ができていると思う」と語った。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)