レジェンドOBたちがセ6球団の戦力分析&順位予想 注目の新戦力も一挙紹介
リーグ公式配信番組「JERA セ・リーグ レジェンド LIVE」を27日に初回配信
あのレジェンドOBたちが帰ってきた。セ・リーグでは昨季から始まったリーグ公式表彰「月間JERA セ・リーグ AWARD」とリーグ公式配信番組「JERA セ・リーグ レジェンド LIVE」を今季も実施。開幕を2日後に控えた27日には公式番組の初回配信があり、昨季と同じ豪華顔ぶれのレジェンドOBたちが、各球団の戦力分析や注目ポイントなどについて意見を交わし合った。
スタジオに集まったのは鳥谷敬氏(元阪神)、前田智徳氏(元広島)、佐々木主浩氏(元横浜)、高橋由伸氏(元巨人)、宮本慎也氏(元ヤクルト)、川上憲伸氏(元中日)。まず、オープン戦を振り返ってみると、1~6位の並びが見事に昨季順位と正反対となっていた。中日は2003年以来となるオープン戦首位となり、川上氏は「うれしい」と笑顔。一方、最下位に沈んだ阪神について鳥谷氏は「オープン戦なんで」と言いつつも「故障もあったし、あまりに負けるの心配なことは心配」と表情を曇らせる場面もあった。
続いて、29日に迫る開幕戦のポイントについて各OBが解説。ヤクルト対中日では「神宮開催なのでなんとか勝ち越したい。おそらく先発はサイスニード。オープン戦でも力があったので期待したい」と語る宮本氏に対し、川上氏は「初開幕投手を務める柳(裕也)がいい。1戦目に勝てるかがカギ」と8年目右腕に期待を寄せた。
巨人対阪神では、阪神の開幕投手が青柳晃洋投手であることに高橋氏が「(昨季MVPの)村上(頌樹)じゃないんだと思いましたよ。それだけ先発が充実しているんだろうなと」と話すと、鳥谷氏は「充実しています」とニヤリ。さらに、「今年の巨人は強い。開幕でしっかりタイガースとは戦いたくないと思わせたいので、坂本(勇人)、岡本(和真)ら主軸を崩しておきたい」と青柳の起用の背景を分析した。
DeNA対広島では、DeNAの開幕投手を務める東克樹投手について「オープン戦でとても状態が良かった」と佐々木氏が高く評価。昨季はDeNAに勝ち越している広島だが、前田氏は「DeNAは打線がいい。なんとか初戦を九里(亜蓮)で取らないと。森下(暢仁)が登板回避するので2戦目以降が分からない」と警戒心を強めた。
番組内ではさらに、6球団の開幕オーダーと先発ローテ、注目の新戦力などを紹介。昨季は外国人選手を全力で推しながらも期待通りとはならなかった前田氏は今季もその姿勢は崩さず、「シャイナー推しで!」と力強く宣言した。コーナー内では球団OBによる忖度なしの直球質問に、6球団の監督が真摯に答える貴重なインタビューも紹介。阪神の岡田彰布監督から届いた“直球メッセージ”に対して鳥谷氏が動揺し、大粒の汗を拭う場面もあった。
注目の順位予想では、優勝チームとして4人が阪神、1人が巨人、1人が広島を挙げたが、果たして6人のレジェンドOBはどんな予想をしたのか。
次回の「JERA セ・リーグ レジェンド LIVE」は5月9日の配信を予定。番組ではペナントレースの戦況やハイライトシーンについての解説、監督や選手のインタビュー企画などが紹介される他、昨季に続き「月間JERA セ・リーグ AWARD」の選考会も実施しながら、今季のプロ野球を盛り上げていく。
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(Full-Count編集部)