巨人退団の助っ人は「日本の野球を甘く見ていた」 OBが滲ませた怒り「わがまま」
米178発のオドーアが電撃退団…高橋尚成氏「今使いますは納得いかない」
巨人、メジャーリーグなどで活躍した高橋尚成氏が、巨人を電撃退団したルーグネット・オドーア外野手について語った。自身のYouTubeチャンネル「高橋尚成のHISAちゃん」を更新。「憶測だけでは話せないところはあります」と前置きしつつ「日本の野球をちょっと甘く見ていたんじゃないかと僕は思えちゃうんですよね」と怒りをにじませた。
ベネズエラ出身で30歳のオドーアは、メジャー通算178発の大物助っ人として来日。阿部慎之助監督が就任した今季、V奪回の切り札として期待されたが、オープン戦は12試合で打率.176、0本塁打、0打点と結果を残せなかった。26日に球団が「開幕戦のメンバーからは外れるためファームで調整するよう提案したところ、本人から米国に戻りたいと退団の申し出があったため、本日、球団としても本人の意向を尊重して受け入れました。退団の正式な手続きは後日行います」と発表していた。
高橋氏は「正直なところ、この成績じゃ厳しいですよ。長打を期待して獲っているわけですから。特に今年の外野手、競争をめちゃくちゃしてハイレベルなところで戦っている。今オドーアを使いますってなったら納得がいかない」と現状を分析。阿部監督の決断を「正しいんじゃないかなと思います」と支持する。
さらに「日本で契約した以上は日本のやり方でやらないといけない。米国に帰りたいというのはオドーアのわがままかなと思っちゃうんです」と厳しい意見を口にする。一方で「結果的に若い選手を使えたり、オドーアじゃなくて違う選手を埋め込めるのはプラスになったと思います」と外野争いを繰り広げる選手らのさらなる奮起に期待した。