開幕から無安打&最多三振も… 広島20歳が超美技で初勝利演出「貢献するのが大事」
田村俊介は開幕から11打数無安打も好守備&プロ初打点でチーム初白星に貢献
広島・田村俊介外野手の“好守備”が注目を集めている。3月31日に横浜スタジアムで行われたDeNA戦に「7番・右翼」で出場。8回に披露したランニングキャッチにファンは大盛り上がりを見せている。開幕から3試合は無安打と苦しむ中、チームの今季初白星を演出するプレーに「こういう所で貢献するのが大事」との声が寄せられた。
5-1で迎えた8回2死の守備で、伊藤が放った右翼線後方へ伸びる飛球をフェンス手前でランニングキャッチ。左投げで右手にグラブをはめている田村にとって、右打者の“逃げていく”ような難しい打球だったが、壁を恐れない全力プレーでチームを救った。
打撃力を持ち味とする逸材だが、ここまで開幕3試合で11打数無安打の打率.000。三振数もリーグワーストの6と苦しんでいる。DAZNが公式X(旧ツイッター)に「若き侍が守備で魅せる」と田村の美技を投稿するとファンも「守備もいいのだ」「こういう所で貢献するのが大事」「気持ちいい最高や」「打てなくてもできることはあるんだ」と反応した。
田村は2021年ドラフトで、愛工大名電高から4位指名で入団した20歳。今年の3月上旬には日本代表「侍ジャパン」に選出され、欧州代表戦に出場。オープン戦でも3本塁打を放つなど、広島の将来を背負って立つ逸材として期待されている。