トラウト、驚愕の2発&144m弾 “復活気配”もファン悲嘆「無駄になるのを見続ける」
今季初の1試合2発…6回に放った3号はキャリア4番目タイの飛距離
■エンゼルス 7ー4 マーリンズ(日本時間2日・マイアミ)
エンゼルスのマイク・トラウト外野手が1日(日本時間2日)、敵地でのマーリンズ戦で473フィート(約144.1メートル)の特大アーチを放った。米記者によると、トラウト自身のキャリアで4番目に長い飛距離に並んだ一発で、ファンからは「これぞトラウト、文句なし」との声も上がった。
衝撃弾が飛び出したのは、前打者の本塁打で1点差に迫った直後の6回無死走者なしの場面。右腕ソリアーノのスライダーを捉えた打球は中堅のコンコース(外野席奥の通路)まで届く3号ソロとなった。この日は4回にも左翼方向へのアーチを放っており、今季初の1試合2発と貫録を見せつけた。
エンゼルスの地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のジェフ・フレッシャー記者は、X(旧ツイッター)で「あれはトラウトのキャリアで4番目タイに長い(飛距離の)本塁打。(これまでの)最長は490フィート(約149.3メートル)です」と投稿。主砲の一発に驚くばかりだった。
ファンからは「2017年のジャンカルロのHRを思わせる」などと興奮気味のコメントが相次いだ。一方で「でもエンゼルスは負け続ける。ひどいチームだから。そして我々はトラウトのキャリアが歴史的なレベルで無駄になるのを見続ける」「今季のエンゼルスのハイライトはトラウトのHRぐらいしかないだろう」と早くも嘆きの声が聞こえてくる。
チームは9年連続でプレーオフ進出を逃しており、昨季限りで2大スターのひとりだった大谷翔平投手が退団。今季は開幕から2試合で24失点を喫し、不安を露呈した。ただ、この日は終盤に勝ち越し、7-4で2連勝。主砲がバットでチームを鼓舞していくしかない。