大谷翔平“登場”もまさかの静寂 大都会に異様な光景…カメラ構えるも「知らなかった」
BOSSのポップアップストアが6日から表参道に登場
ドジャース・大谷翔平投手と「BOSS」のポップアップストアが東京・表参道に6日から登場した。約1か月前の3月18日には、化粧品大手コーセーが高級ブランド・コスメデコルテの期間限定店舗を同じく表参道にオープン。ケヤキ並木通り沿いには、大谷の顔アップのフラッグがずらりと並び、“大谷ジャック”が起きている。しかし、大都会とあって、少し“不思議”な光景が広がっていた。
大谷がブランドアンバサダーを務めるファッションブランド「BOSS」は3日、新カプセルコレクションを発表。これを記念して、6日からポップアップストア「BOSS X SHOHEI OHTANI POP UP STORE」をオープンした。単なる店舗ではなく、キャンペーンビジュアルの巨大な壁画や大型スクリーンが設置されている。
表参道から原宿方面に歩を進めると、さらに“多くの”大谷が現れる。大谷とコスメデコルテの「リポソーム セラム」のフラッグが数メートル感覚で設置されており、表参道ヒルズの入口にも巨大な大谷の看板も。表参道、原宿の大通りを歩けば、その存在を見逃すことは難しいだろう。
世間は春休みに入り、土日ともなれば、ただでさえ人でごった返している。特別壁画の登場を知っていたファンも多く「これが見たかったの!」「カッコいいね〜」といった声が聞こえて来た。通行人からは「知らなった」「え、大谷いるやん」との言葉が耳に入ってきたが、都会の一角で強烈な存在感を放つ壁画を見たら歩みを止め、スマートフォンで撮影する姿が見られた。
しかし、多くの人だかりができているものの、誰かが大声を上げるわけでもなく、それぞれが撮影に集中。むしろ都会の中にあって、ポップアップストアの周りは不思議と“静寂”に近い状態だった。
本物の大谷が現れるようなことがあれば、事態は逆だっただろう。ただ、決して動くことがない、焦って撮影しなくても確実にその姿を収めるチャンスがあるからこそ、ある意味で異様な空間が広がったのかもしれない。