巨人移籍で12回無失点「覚醒しとる」　蘇った元新人王が“無双”「素晴らしいトレード」

DeNA戦で6回無失点の好投…開幕12イニング連続無失点で自身1086日ぶりの白星

■巨人 3ー0 DeNA（7日・東京ドーム）

　巨人の高橋礼投手が7日、DeNA戦（東京ドーム）で6回3安打無失点と好投し、移籍後初勝利を挙げた。自身3年ぶりの白星となり、今季は開幕から12イニング連続無失点と“無双状態”が続いている。ウォーカーとのトレード移籍でソフトバンクから加入したサブマリン右腕に対し、ファンからは「巨人に来てくれてありがとう」との声が相次いだ。

　今季2度目の先発となった高橋礼は、3回まで走者を出さない抜群の立ち上がり。4回は2死満塁を背負ったが、関根を132キロ直球で二ゴロに仕留め、難を逃れた。6回まで投げて88球、3安打2四死球3奪三振の内容でマウンドを降りた。移籍後初登板となった3月31日の阪神戦（東京ドーム）でも6回無失点と好投し、開幕から12イニング連続無失点。当然ながら防御率は0.00だ。ソフトバンク時代の2021年4月17日の西武戦以来、3年ぶりとなる白星となった。

　近年は制球難などに苦しんだ右腕の“復活”に、SNSでも「高橋礼が再生してて嬉しい」「素晴らしすぎるだろ」「巨人に来て覚醒しとる」「素晴らしいトレード」といった祝福コメントがあふれた。試合中には杉内投手チーフコーチとやり取りする場面もあり、「高橋礼と杉内コーチが会話してる画が映ってたけど、これって本来ならホークスファンが期待するはずの光景だよなぁ」「高橋礼と杉内が話しているのを見て感慨深くなる人」との反応も見られた。

　高橋礼はヒーローインタビューで「福岡ソフトバンクホークスから参りました高橋礼です。（勝てなかった）3年間はいろいろありましたけど、ファンの存在があったからこそあきらめずに頑張れたと本当に思います。勝利という形で恩返しができてよかったです」と笑みを浮かべた。7日には高橋礼と同じくトレードで加入した泉も今季初めて出場選手登録された。ファンからは「泉が見たいな。高橋礼の勢いに乗って欲しい」と期待する声も聞かれた。

（Full-Count編集部）