レンドンが「戻って来た」 23打席無安打から一変…“生まれ変わった”打棒に日米騒然
エ軍レンドンが3安打…21打数無安打の後は16打数6安打と復調気配
■エンゼルス 7ー1 レイズ(日本時間9日・アナハイム)
エンゼルスのアンソニー・レンドン内野手が8日(日本時間9日)の本拠地レイズ戦に「1番・三塁」で出場し、5打数3安打3得点の活躍。勝利に貢献した。開幕から23打席(21打数)連続無安打と不振に喘いだが、1割を切っていた打率は.162にまで上昇。ファンがスタンディングオベーションでレンドンを迎えてから復調気配で、「ファンが彼を呼び戻したのは確か」「スタンディングオベーションの効果か」などとSNSには声が上がっている。
レンドンは開幕から2日(同3日)のマーリンズ戦まで20打席(19打数)無安打の不振。見かねたファンが激励のスタンディングオベーションを始めた5日(同6日)のレッドソックス戦から、事態が好転し始めた。この試合の4打席目にボテボテの当たりながら、ついに初安打。6、7日(同7、8日)の同カードでも1本ずつ安打を放ち、この試合では3安打を放った。
これで試合前は.094だった打率は.162(37打数6安打)に。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のサム・ブラム記者は自身のX(旧ツイッター)に「アンソニー・レンドンが3安打。シーズン開幕から21打数無安打の後、16打数6安打」と綴った。
不振が続いていた33歳が見せた“兆し”にファンも反応。SNSには「スタンディングオベーションについて彼に聞いてみてほしい」「まだまだだけどね」「信じられない」「彼が戻ってきた」「スタオベ受けてからレンドン調子上がった?」「ニッコニコレンドーン」「野球好きになってくれたかしら」とコメントが並んだ。
ナショナルズ時代の2019年に126打点で打点王に輝き、同年オフに7年総額2億4500万ドル(約372億円)でエンゼルス入り。しかし、故障の影響もあり昨季は43試合で打率.236、2本塁打にとどまった。昨年までの4年間で出場は200試合、打率.249、22本塁打。開幕前には「野球が最優先事項だったことは1度もありません」などと発言し、物議を醸していた。果たして、このまま上昇気流を描くのか。今後の打棒が注目される。
(Full-Count編集部)