エ軍アデルに指揮官激怒「全員が恥ずかしい」 よそ見に騒然…元有望株の“怠慢プレー”
ジョー・アデルが二盗から即走塁死…エンゼルスのワシントン監督の怒り止まらず
■レイズ 4ー2 エンゼルス(日本時間11日・アナハイム)
エンゼルスのロン・ワシントン監督が10日(日本時間11日)、本拠地でのレイズ戦で起こった「凡ミス」に怒りをあらわにした。2点を追う8回にジョー・アデル外野手が二盗に成功したが、直後に塁を離れるボーンヘッドを犯し、あえなくタッチアウト。一連のプレーに対し、指揮官は「もう二度と起きないことを願う。なぜなら、私たち全員が恥ずかしいと思ったからだ」と指弾した。
一発出れば同点という好機が一瞬でついえた。2点ビハインドの8回2死、アデルが左前打で出塁すると、次打者の初球にスタートを切った。完璧なタイミングで滑り込むことなく二盗に成功したものの、なぜかそのままオーバーラン。捕手から送球を受けた遊撃手にタッチアウトとされ、8回の攻撃はあっけなく終わった。
集中力を欠いたプレーをワシントン監督は厳しく指摘した。「8回、4-2で私たちは負けている状況だった。盗塁をするなら、(必ず)盗塁をしなければいけない。どんな脚力を持ってようと、(盗塁すると決めたのなら)盗塁しなければいけない」と言及。「勉強になっただろう。もう二度と起きないことを願う。なぜなら、あの状況を目撃したとき、私たち全員が恥ずかしいと思ったからだ」と語気を強め、最後は「ジョー(アデル)はそういうつもりではなかったと分かっているけど、私たちは4対2で負けているんだ」と繰り返した。
25歳のアデルは2017年ドラフト1巡目(全体10位)でエンゼルスに指名され、2020年にメジャーデビュー。定位置をつかむまでには至ってないが、大谷翔平投手が抜けたチームでの期待は変わらず大きい。高い身体能力の一方で、たびたび凡ミスも散見される。この日は今季初アーチとなる1号ソロを放ったが、自らのプレーで台無しにしてしまった。
(Full-Count編集部)