繰り返された「最後のお願い」 水原容疑者の“嘘”…米報道、信用できない「本当なんだ」

ドジャース・大谷翔平(左)と水原一平容疑者【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平(左)と水原一平容疑者【写真:ロイター】

水原容疑者が胴元に送り続けた“最後”の連絡

 米連邦検察当局は11日(日本時間12日)、ドジャース・大谷翔平投手の通訳を務めていた水原一平容疑者を銀行詐欺容疑で訴追したと発表した。米スポーツ局「ESPN」は水原元通訳が胴元と「私はスポーツ賭博が超下手でしょう?(笑)」とやりとりしていたことを明かした。

 水原容疑者は大谷の銀行口座にアクセスし、最初の報道の3倍以上となる1600万ドル(約24億5000万円)以上を違法なブックメーカーに不正送金。賭けで勝った金額は約1億4200万ドル(約218億円)、負けた金額は約1億8300万ドル(約280億円)、純損失は4068万ドル(約62億円)だったことも明らかとなっている。

「ESPN」が供述書の詳細を報道しており、水原容疑者は2022年3月に胴元に対して「少し限度額を増やしてもらえないか? もし問題ないなら負けた分を水曜日に電子送金するよ」とメッセージを送っていたと言及している。

 2022年11月には胴元に対して「私はスポーツ賭博が超下手でしょう?(笑) また限度額を増やしてもらうことは可能だろうか? 知っての通り、私がお金を払わないと心配する必要はないからね!」ともメッセージを送っていたと報じている。

 さらに約1か月後の2022年12月には、胴元に対して再び限度額を増やせないかを求め「米国に戻って返済する前に、母に誓って今回が最後のお願いだから」と連絡していた。

 歯止めはかからず、2023年6月22日(同23日)に胴元に対して「またやられちまったよ……(笑)。最後に限度額を増やしてもらえないだろうか? 負けたらしばらくの間はこれが最後だから」とも連絡。翌日の23日(同24日)にも「最後に頼めないだろうか?」とメッセージを送信し、24日(同25日)にも「問題発生だ……(笑)。これが最後の最後でお願いできないか? これは本当なんだ」とメッセージを送っていたという。

(Full-Count編集部)

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