オリ東のデビュー連勝「8」でストップ 鷹は終盤に逆転、中村晃が決勝打…12日のパ・リーグ

ヒーローインタビューに登場したソフトバンク・中村晃【写真:小池義弘】
ヒーローインタビューに登場したソフトバンク・中村晃【写真:小池義弘】

早川隆久が6回途中117球8奪三振1失点の粘投で今季初勝利

 楽天は12日、楽天モバイルパークで行われたロッテ戦に5-2で勝利した。4回に伊藤裕季也内野手の1号ソロで先制。5回に追い付かれるも、直後の攻撃で無死満塁とすると、内野ゴロの間に勝ち越し。なお2死一、三塁の好機で辰己涼介外野手に適時打が生まれた。

 先発の早川隆久投手は毎回走者を許しながらも、失点はグレゴリー・ポランコ外野手に浴びたソロのみで、5回2/3を117球8安打3四球8奪三振1失点の力投だった。8回に太田光捕手の適時三塁打、小深田大翔内野手のスクイズで2点を追加。3点リードの9回は則本昂大投手が3者凡退で試合を締め、早川が今季初勝利を挙げた。

 敗れたロッテは先発の小島和哉投手が5回3失点の粘投も、打線が好機を生かせず、2得点にとどまった。

今季初スタメンの中村晃が決勝打で見事な逆転勝ち

 ソフトバンクはベルーナドームで行われた西武戦に2-1で勝利した。先発の東浜巨投手は6回まで無安打無得点の投球を披露。7回にこの日初安打となる外崎修汰内野手の二塁打などで2死一、二塁のピンチを招くと、佐藤龍世内野手に先制の適時二塁打を浴びた。7回107球2安打3四球8奪三振1失点で降板した。

 打線は8回に1死二塁と一打同点の好機を演出すると、柳田悠岐外野手が左中間を破る適時二塁打を放ち、同点に追い付く。さらに2死一、二塁で中村晃外野手が適時打を放ち、逆転に成功。8回は松本裕樹投手、9回はロベルト・オスナ投手がそれぞれ3者凡退に抑えて試合は終了した。見事な逆転勝ちで東浜が今季初勝利を挙げた。

 西武は先発の今井達也投手が7回111球4安打3四球10奪三振無失点と力投したが、打線が計2安打1得点に終わった。

伊藤大海が6回6奪三振無失点の快投で今季2勝目

 日本ハムは京セラドームで行われたオリックス戦に1-0で勝利した。先発の伊藤大海投手は3回まで完璧なピッチング。4回に2死満塁のピンチを迎えたものの、宗佑磨内野手を空振り三振に仕留め、無失点で切り抜けた。その後も落ち着いた投球で、6回100球3安打1四球6奪三振無失点と好投した。

 打線は6回1死から五十幡亮汰選外野手が安打で出塁。盗塁と相手の悪送球で三塁へ進むと、野選で本塁に生還。これが決勝点となった。7回を河野竜生投手、8回は金村尚真投手が無失点でつなぎ、9回は田中正義投手が登場。3者凡退に抑えて投手戦を制し、伊藤は2勝目をマークした。

 一方のオリックスは先発の東晃平投手が7回まで投げ、103球1安打2四死球5奪三振1失点(自責点0)の力投を見せたが、打線の援護に恵まれず。デビューからの連勝は「8」でストップした。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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