DeNA、筒香嘉智の獲得を正式発表、背番号「25」 5年ぶり日本球界復帰…NPB通算205発
NPB通算205本塁打、613打点…今月18日に横浜スタジアムで公開入団会見
DeNAは16日、前ジャイアンツ傘下3Aの筒香嘉智内野手を獲得したと発表した。5年ぶりの日本球界復帰となる。今年はジャイアンツとマイナー契約を結んだが、3月下旬にオプトアウト(契約破棄条項)を行使し、退団していた。またDeNAの試合がない18日18時から横浜スタジアムで、公開入団記者会見を開催することも発表された。
守備位置はDeNA時代の“主戦場”だった左翼や、一塁などでの出場が見込まれている。ただ、球団発表のリリースには「ポジションにつきましては、未定となります」と記載されていた。
筒香は横浜高から2009年ドラフト1位で横浜(現DeNA)に入団。2016年には44本塁打、110打点で打撃2冠に輝くなど、主砲として活躍した。2019年オフにポスティングシステムを利用し、レイズへ移籍。2020年の開幕戦となったブルージェイズ戦では初安打初本塁打となる2ランを放つデビューを果たしたが、同年は打率.197、8本塁打、24打点に終わった。
2021年も打撃不振に苦しみ、シーズン途中に金銭トレードでドジャースに移籍。ここでも結果を残せず自由契約となった。その後加入したパイレーツでは43試合に出場し、打率.268、8本塁打、25打点の成績を残したが、2022年は再び不振に陥り、8月に自由契約。その後はブルージェイズ、レンジャーズ傘下、米独立リーグ、ジャイアンツ傘下でプレーしてきた。
今年はジャイアンツのキャンプに招待選手として参加したが、腰痛などの影響もあってオープン戦6試合で打率.100、0本塁打、1打点に終わった。3月13日にはマイナーキャンプへの合流が決定。同21日に自由契約となっていた。メジャーでは通算182試合で打率.197、18本塁打、75打点と苦しんだが、NPBでは通算968試合で打率.285、205本塁打、613打点と実績は十分だ。
DeNAは「つつごう(225)」の名前にちなんで午後2時25分に発表。メジャー挑戦時には「日本でプレーすることになったらベイスターズに戻ってきてほしい」と伝え、在籍時の背番号「25」を空き番号として待ち続けていた形だ。出戻りとなる日本球界での活躍が期待される。