打者腰砕けの「いい落ち方」 5球団競合ドラ1の“魔球”は「とんでもなくありえん」
田中正義は2死一、三塁から野村勇をフォークで空振り三振に斬り勝利
■日本ハム 5ー1 ソフトバンク(17日・エスコンフィールド)
日本ハムの田中正義投手が、16日にエスコンフィールドで行われたソフトバンク戦で9回の1イニングを無失点に抑えた。試合を締めた“最後の1球”はワンバウンドするフォークで、空振りした打者が腰砕けになるほどの落差。ファンも「いい落ち方してましたね」「正義お前、あんないいフォーク投げられるのかよ……」と驚いている。
4-1の9回から3番手で登板した田中正。2本の安打などで2死一、三塁のピンチを招いた。迎えた野村勇に対しては150キロ超の直球で追い込み、最後は137キロのフォーク。ピンチを脱し、勝利のハイタッチを交わした。
2016年ドラフトで5球団が競合した右腕。入団したソフトバンクでは相次ぐ故障に見舞われるなど未勝利に終わったが、昨季加入した日本ハムで25セーブと大ブレークを果たした。今季も守護神として、ここまで7試合で4セーブ、防御率1.29という好成績を残している。
代名詞ともいえるキレキレの直球だけでなく“魔球”にも威力を増した投球を「DAZN」公式X(旧ツイッター)が公開。「今まで見た田中正義で最高のフォークやったな」「めちゃくちゃ最高 とんでもなくありえん神ってるフォークやん」「ストレートに加えてフォークも混ぜれたら盤石だー」「最後のフォーク投げられるなら正義は強いぞ」「素晴らしいフォーク! これは期待しかできない」と絶賛のコメントが並んだ。