大谷翔平、驚異のメジャー6冠 打者専念で衝撃的数字…豪快6号で並んだ歴代最高
OPS1.107は1995年にマルティネスが記録した指名打者の最高数値
■ドジャース 4ー1 ナショナルズ(日本時間24日・ワシントンDC)
ドジャース・大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、敵地・ナショナルズ戦の9回に2戦連発6号ソロを放った。4打数1安打1四球1打点で7試合連続安打、21試合連続出塁をマーク。6部門でメジャートップになっている。
大谷のバットから快音が止まらない。9回先頭で迎えた第5打席。バーンズの甘く入ったスプリットを思い切り振り抜くと、打球は2階席に一直線。打球速度118.7マイル(約191キロ)は自己最速だった。
最終打席のホームランで打率.364とし、両リーグトップをキープした。さらに、36安打、11二塁打、長打率.677、67塁打も1位。また、OPSも同僚のムーキー・ベッツ内野手を抜き、1.107でメジャー1位に躍り出た。この数字は、1995年にエドガー・マルティネスが記録した指名打者の最高数値でもある。
今季、顕著なのが三振数の減少だ。昨季は497打席で143三振で3.48打席に1個のペースなのに対し、今季はここまで99打席で20個と4.95打席に1個のペースとなっている。開幕から8戦ノーアーチと苦しんだこともあったが、「角度が1、2度上がるかによってホームランになるかどうかは変わりますけど、その代わり(打)率が上がったりとか。コンタクト率が上がったりとかはあると思うので」と成長を実感していた。
フレディ・フリーマン内野手が後ろを打つことにより、勝負を避けられる場面が減った。最強打線の一角に入った7億ドル(約1082億円)男の打棒が、手に負えなくなってきた。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)