広島守護神が「鬼神化しとる」 開幕から継続の“ほぼ完全試合”…異次元の「0.12」
広島の栗林良吏が打者25人連続アウトの快投継続…WHIPは驚異の「0.12」
広島の守護神、栗林良吏が開幕から快投を続けている。今季9度目の登板となった23日のヤクルト戦(神宮)では、2点リードの9回を3者凡退。5セーブ目を挙げた。今季初登板となった3月31日のDeNA戦(横浜)で安打を打たれて以降、打者25人をすべて打ち取る投球を見せている。1イニングあたりの与四球と被安打を示すWHIPは「0.12」。他球団は手も足も出ない状況だ。
23日のヤクルト戦で今季5セーブ目をマークし、広島の「炎のストッパー」として知られた津田恒美氏の記録を抜く通算91セーブを記録した右腕。今季初登板のDeNA戦で1死から関根大気外野手に右前打を打たれて以降、25のアウトを連続で積み重ねている。ここまでの防御率は当然「0.00」で、5セーブ2ホールドをマーク。打者27人を相手に被安打1、四死球はゼロと完璧な内容だ。
昨季序盤は苦しみ、最終的には防御率2.92に落ち着いたものの、18セーブは入団以降最少の数字だった。今季にかける思いが表れているかのようなここまでの投球に、ファンからは「鬼神化しとる」「バケモンか」「流石の神様栗林様」「安定感レベチ」と称賛のコメントが相次いでいる。
広島の救援陣に目を向けると、塹江敦哉投手(登板10試合)、益田武尚(8試合)、矢崎拓也(7試合)、森浦大輔(4試合)が防御率「0.00」と強力ブルペン陣を形成している。この勢いが続けば、チームの上位進出もすぐ見えてくるだろう。
(Full-Count編集部)