ゾッとする瞬間も…山本由伸は「今までで一番」 70/97が示す変化、相棒が絶賛のワケ
バッテリーを組んだバーンズ「速球が一番重要な球種だと思う」
■ドジャース 2ー1 ナショナルズ(日本時間26日・ワシントンDC)
ドジャース・山本由伸投手は25日(日本時間26日)、敵地・ナショナルズ戦に先発し、今季2勝目を挙げた。6回を投げ4安打7奪三振無失点。バッテリーを組んだオースティン・バーンズ捕手は「私が見てきたなかで、今まで一番の投球をしていた」と絶賛した。
この日、初回にオリックス時代のチームメート、メネセスから最初の三振を奪った。3回、4回には得点圏に走者を背負ったが無失点に抑えた。97球を投げ70球のストライクを投げ込んだ。
米メディアの取材に応じたバーンズは、「カーブは素晴らしい、スプリットも追い込んだら有効だけど、速球が一番重要な球種だと思う」とコメント。「いいところに投げていたし、速球も対応しないといけないから、打者はタイミングが合っていなかった」と分析した。
韓国で行われた3月のパドレス戦では1回5失点でKO。45.00だった防御率は2勝目の試合後、3.54まで改善された。バーンズは「ブルペンで速球を受けたとき、今日はいい投球をしてくれると思った。よりキレがあった。試合でもいい速球を投げ切っていたと思う」と予感があったことを明かした。
5回にはロサリオの打球速度104.8マイル(約168.7キロ)のライナーが山本の顔面付近に飛んだ場面も。「あっという間の出来事だったね。銃砲のようだった」「彼のグラブは薄いから、痛かっただろうね。ゾッとする瞬間だったよ」と苦笑いしていた。
(Full-Count編集部)