大谷翔平、ブーイングには「逆にリスペクト」 “手荒い歓迎”も7号「感謝しかない」
「熱量はドジャースファンでも、ブルージェイズのファンでも野球好き」
■ドジャース 12ー2 ブルージェイズ(日本時間27日・トロント)
ドジャースの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、敵地・ブルージェイズ戦に「2番・指名打者」で先発出場し、9回に交代した。初回の第1打席では昨オフに大谷獲得に失敗した敵地のファンに大ブーイングを浴びる中で7号ソロを放つなど、この日は4打数1安打1打点、1四球で打率は.354に下げた。試合後には取材に応じ、ブーイングに対して「びっくりはしなかったですね」と笑顔をみせた。
「ブーイングをされるか、されないかは特に結果的な話ですけど、これだけ多くの人に(球場に)入ってもらって、何て言うんですかね、自分のチームが好きだからこそ、相手の選手にブーイングすると思うので。そういう熱量はドジャースファンでも、ブルージェイズのファンでも野球を好きなんだなという、リスペクトを逆に感じるところかなと思います」
初回1死の第1打席でバシットの3球目を捉えた。内角へのスライダーを引っ張り、右翼スタンド一直線。打球速度96.1マイル(約154.7キロ)、飛距離360フィート(約109.7メートル)、角度37度だった。
昨オフには一部米メディアによって、大谷がブルージェイズと契約するためにトロントへ向かったと報じられた。結局誤報だったが、敵地のファンからはブーイングが飛び、異様な雰囲気のなかで放ったアーチだった。これが移籍後7本目の本塁打で、沖縄生まれのロバーツ監督が持つ球団の日本出身選手の最多本塁打記録に並んだ。
この日の3回の第2打席は四球、さらに打者一巡して7-0となって回ってきた第3打席は2死一、二塁で一ゴロだった。5回1死二塁の第4打席は投ゴロ、7回の打席は二ゴロ、9回の打席では代打を送られて交代となった。ロバーツ監督の記録に並んだことについては「今のところはそこを目標に頑張っているので、明日抜けるように頑張ります」と更新を誓った。
(Full-Count編集部)