ド軍指揮官、大谷翔平に並ばれるも「私はブーイングしてない」 同僚からは“まさかの攻撃”
球団日本生まれ最多記録に並ばれ「彼は私の方を見て『並んだね』と言っていた」
■ドジャース 12ー2 ブルージェイズ(日本時間27日・トロント)
ドジャースの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、敵地で行われたブルージェイズ戦に「2番・指名打者」で出場し、初回の第1打席で3試合ぶり7号ソロを放った。打席のたび、昨オフに大谷獲得に失敗した敵地のファンから大ブーイング。デーブ・ロバーツ監督も試合後、異様な空気に「驚いたよ」と語った。
昨年12月、一部の米メディアによってブルージェイズと契約するためにトロントへ向かったと報じられた。誤報と判明しドジャースと契約合意したため、初回の第1打席からブーイング。その直後、バシットが投じた3球目を捉えた。内角へのスライダーを引っ張り、右翼スタンド一直線。打球速度96.1マイル(約154.7キロ)、飛距離360フィート(約109.7メートル)、角度37度だった。
指揮官は「ドジャースファンからしたら、これ以上なくうまくいったと思う。と称賛。「彼が本塁打を放った時、ダグアウトにいる選手たちもブーイングしていた。あれはかなり笑えたね」とドジャースベンチの雰囲気も明かした。一方で「それがやる気を起こさせるものだとは思わない。彼はあのブーイングを聞いた。そして打席に立てば、打撃をするだけだ」と一発とは無関係だとした。
また、移籍後7本目の本塁打で沖縄生まれのロバーツ監督自身が持つ、球団の日本生まれの選手最多記録に並ばれた。「私は彼にブーイングはしていない。しかしながら、彼は私の方を見て『並んだね』と言っていたよ」とのジョークで報道陣を笑わせていた。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)