「これが戦力外から取れたのか」鷹から移籍の28歳が衝撃弾 735日ぶり…大怪我から復活劇
ソフトバンク戦力外から中日加入の上林誠知が移籍後初アーチ…自身735日ぶりの一発
■広島 6ー4 中日(27日・バンテリンドーム)
昨年オフにソフトバンクから戦力外通告を受け、中日に加入した上林誠知外野手が新天地での初本塁打を記録した。27日の広島戦(バンテリンドーム)で右翼席に今季1号ソロを放ち、本拠地のファンを喜ばせた。SNSでは「なんで涙が出るんだろう」「この日を待っていた」と待望の一発を待ち望んでいた声が上がったほか、上林が取った“ポーズ”にも注目が集まっている。
復活を力強くアピールするアーチが飛び出した。2回1死で森下の外角低めへのフォークを救いあげた打球は、中日ファンで埋まった右翼席に飛び込んだ。今季63打席目で生まれた1号は、自身を迎えてくれた中日に対する恩返しとなる一発となった。上林自身にとっても2022年4月23日の日本ハム戦(当時札幌ドーム)以来、735日ぶりの本塁打だった。
ソフトバンク時代は天才的なバットコントロールと長打力を併せ持った逸材として大きな期待をかけられていたが、2022年5月に右アキレス腱を断裂する大怪我を負うなど、近年は故障に苦しめられていた28歳。復活を印象付けるアーチに、SNSでは「これはちと感動しちゃうレベルだな」「バヤシはやれんねん、やれる男やねん、中日さん良い選手獲得したと思うマジで」「これが戦力外から取れたのか」と活躍を喜ぶ声が相次いだ。
豪快な一打だけでなく、ファンの注目を集めたのは上林がベンチ前で取った“ポーズ”だ。カメラに向けて右手の親指と人差し指で「V字」をつくり、口元にあてた。この動作が、古巣ソフトバンクの今年のスローガン「VIVA(ビバ)」を模したものという見方が広がった。「VIVAしてる? もしかして」「最後、VIVAしてるよね?」「VIVAやってんねぇ〜」「最後VIVAやんw」とSNSも盛り上がっていた。