打率1割台…エ軍34歳外野手がDFAに「見苦しい」 110億円男が抜け出せない低迷
今季からエンゼルスに加入していた
エンゼルスは29日(日本時間30日)、アーロン・ヒックス外野手をDFA(事実上の戦力外)としたことを発表した。オープン戦では好調も、シーズンでは打率.140、1本塁打5打点だった。米メディアはヒックスの低迷ぶりを伝えている。
34歳のヒックスは、ヤンキース時代の2018年には27本塁打をマーク。同年オフにヤンキースと7年7000万ドル(約110億円)の契約を結んだが、その後成績は下降し、2023年は開幕後に放出され、その後オリオールズと1年契約を結び、打率.275、7本塁打31打点をマークして地区優勝に貢献していた。
スプリングトレーニングでは19試合に出場して打率.313、2本塁打6打点、OPS.973と結果を残していたが、シーズンでは結果を残せなかった。米移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は、「彼はエンゼルスのユニホームを着て以降さらに悪く見えた」と説明。「出塁率.222、長打率は.193と見苦しく、63打席のうち36.5%で三振した。四球率9.5%はリーグ平均より少し上だが彼の通算よりは下で、去年の数字さえ下回っている」とデータを示した。
今季は、大谷翔平投手が抜けた打線を補強するために、エンゼルスが獲得していた。外野では25歳のジョー・アデル外野手が打撃で結果を残しており、出場が減少。同メディアは「エンゼルスは、ウォード(左翼)とトラウト(中堅)の隣には好調のアデルを起用するようだ」と伝えている。
2018年以降はなかなか成績が上がってこない現状に、ファンからは「いくつかのチームは彼に関心を示すかもしれないが、彼のキャリアは近々終わりを迎えるように見える」「2017年から2020年、ヤンキースでは結構よかったのに」「スプリングトレーニング中はけっこう堅実なプレーを見せていたからある意味残念だ」と悲しむ声もあがっていた。
(Full-Count編集部)