“頭脳プレー”を指揮官称賛「見えている証拠」 今永昇太が見せた好判断に脚光
今永昇太は7回3安打無失点で無傷の5勝目をマークした
■カブス 1ー0 メッツ(日本時間2日・ニューヨーク)
カブス・今永昇太投手が1日(日本時間2日)、敵地で行われたメッツ戦に先発した。7回87球を投げて散発3安打無失点、7奪三振の快投で無傷の5勝目を手にした。防御率は驚異の0.78とした。クレイグ・カウンセル監督は今永が7回に見せた守備について言及し「賢いプレー」と絶賛した。
1-0の7回、今永は先頭のピート・アロンソを投手と一塁の中間へのボテボテのゴロに打ち取った。今永は勢いのない打球を拾うと、そのまま前方に飛び込んでトス。投ゴロを成立させた。
今永はこの時、捕球に行こうとした一塁手のマイケル・ブッシュ内野手を声で制して、自身で処理した。指揮官は「(一塁手の)ブッシュにファーストに戻るよう言ったプレーがあった。周りが見えている証拠だ。賢いプレーだった。素晴らしいピッチングをしているし、そういうシーンを何回も見ている」と絶賛した。
1点差だっただけに、先頭打者の出塁を許せば展開としても分からなかった。今永は試合後に「4回まではあまりよくなかったんですけど、5回、6回は感覚が戻ってきたので、イニングを追うにつれてよくなったというのは僕としてもいいポイントかなと思います」と語っていた。