トラウトの故障は「エ軍に残留した罰」 “炎上司会者”の暴言に呆れ「敬意がない」

エンゼルスのマイク・トラウト【写真:Getty Images】
エンゼルスのマイク・トラウト【写真:Getty Images】

スミス氏「外野に立ってひまわりの種を吐いているだけじゃないか!」

 エンゼルスのマイク・トラウト外野手は、左膝の半月板損傷のため4月30日(日本時間5月1日)に負傷者リスト(IL)入りした。米スポーツ局「ESPN」の番組「First Take」では司会を務めるスティーブン・A・スミス氏が“暴言”を吐き、ファンも荒れている。

 ドジャースの大谷翔平投手に対しても過激な発言をするなど“炎上司会者”としても知られるスミス氏は、「健康であればトラウトは驚くべき選手。最高の選手の1人だ。私は彼の大ファンでもある。でも(コンディション維持の)能力にはウンザリしている。どうやって健康を維持しているんだ? 常に怪我をしているじゃないか。勘弁してくれよ! 試合の半分は、外野に立ってカボチャの種(ひまわりの種)を吐いているだけじゃないか! なんでいつも怪我をしているのか! 理解できないよ!」と声を荒げた。

 さらに「野球選手が怪我をしたと聞くと、頭がおかしくなりそうになるんだよ! 死球を受けたのなら、話は別だ。でも脇腹の怪我とか、ベースを走り回って手を怪我するとか、どうなっているんだ!」と怒りは収まらない。

「エンゼルスに残留した罰かもしれない。いや、あの酷い球団と契約したときから罰が始まったのかもしれない。重要なチームに行けば人の心を引けて面白い野球ができるし、(優勝争いする)9月のために健康にいようという動機になるかもしれない」とボヤく。

 同番組の司会を務めるクリス・“マッドドッグ”・ルッソ氏が「トラウトは優勝争いするチームに行くべきという意見に同意する。でもエンゼルスでキャリアをスタートしたので、エンゼルスで勝ちたいんだ」となだめるも、スミス氏は「そこが間違っているんだ。それは君が見たい光景だろ。私たちが見たくないのは、トラウトのような選手がスタンドで観戦している姿だ」とまくしたてた。

 これにはファンも「本当に恥ずかしい」「スミス氏の傲慢さがよく表れている」「野球に対して敬意がない」「吐き気がする」「運動をしたことがない人が言いそうなこと」などと呆れた様子だった。

(Full-Count編集部)

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