西武ドラ1が8回無失点で2勝目 楽天・早川が3年ぶりの完投勝利…3日のパ・リーグ結果

お立ち台に上がった西武・武内夏暉(左)と炭谷銀仁朗【写真:小林靖】
お立ち台に上がった西武・武内夏暉(左)と炭谷銀仁朗【写真:小林靖】

オリ完封負けで4連敗

 パ・リーグは3日、3試合が行われた。楽天は12-1でロッテに大勝、日本ハムはオリックスに3-0で勝利。西武は1-0でソフトバンクを下した。

 楽天は2回、辰己涼介外野手の適時三塁打で先制。なおも2死から連打で4得点を奪う。5回には浅村栄斗内野手が3号2ラン。7回は6点を追加し、12-0とロッテを突き放した。

 序盤から打線の大量援護を受けた先発・早川隆久投手は、7回まで三塁を踏ませない好投を披露。8回に1点を失うも、9回もマウンドへ上がり最後を締めた。9回127球6安打2四球奪三振1失点の内容で、2021年5月16日以来となる完投勝利を挙げた。

 一方敗れたロッテは、先発・西野勇士投手が6回96球8安打1四球3奪三振6失点と乱調。2番手の西村天裕投手も6失点と振るわなかった。

 日本ハムは初回に万波中正外野手の適時二塁打で2点を先制する。なおも2死から郡司裕也捕手の適時打で3点目を挙げた。先発・鈴木健矢投手は初回、先頭・福田周平外野手に安打を浴びて以降は1安打も許さず、5回1/3を79球1安打2四球1奪三振無失点で降板した。

 2番手の北浦竜次投手は2安打でピンチを招くも、代わったブライアン・ロドリゲス投手が無失点でしのぐ。7回は河野竜生投手、8回はパトリック・マーフィー投手がピンチを背負いながらも得点を与えず。9回は田中正義投手が試合を締めた。いっぽうのオリックスは、先発・東晃平投手が7回2/3を113球5安打3四死球4奪三振の力投も、打線が4安打無得点と振るわず、4連敗を喫した。

西武・武内夏暉は8回100球で好投、炭谷銀仁朗が好リード

 西武の先発・武内夏暉投手は得点圏に走者を背負う場面がありながらも、要所を締める投球で、ソフトバンク打線に的を絞らせない。打線は6回、先頭・炭谷銀仁朗捕手の安打から1死満塁の好機を得ると、ゴロの間に1点を先制した。

 援護を受けた武内は、中盤以降も調子を落とすことなく8回100球4安打1四球8奪三振無失点でマウンドを降りた。最終9回は、ブライアン・アブレイユ投手が3者凡退に抑えて試合終了。武内が今季2勝目をマークし、開幕以降4試合連続でQSを達成した。

 敗れたソフトバンクは、先発・大津亮介投手が6回83球3安打3四球3奪三振1失点と力投したが、打線が4安打無得点と沈黙した。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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