米放送に映された日本人「レジェンド」 ド軍戦で大注目…紹介された「1/71」のパイオニア
村上雅則氏がジャイアンツ-ドジャースを観戦
■ドジャース 6ー4 ジャイアンツ(日本時間14日・サンフランシスコ)
大谷翔平投手、山本由伸投手が出場した、13日(日本時間14日)のジャイアンツ-ドジャース(サンフランシスコ)で、存在感を放つ日本人がいた。日本人初のメジャーリーガー・村上雅則氏が、スタンドに駆けつけていた。
地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」では「日本から来たメジャーリーガーはこれまで71人です。そして、最初にプレーした人が今日来場しています。マサノリ・ムラカミです」と紹介。スタンドで観戦する村上氏を映していた。
同局の実況を務めるジョー・デービス氏は「彼は1964年から1965年までジャイアンツのリリーフとして活躍しました。2年間、良い成績を残しました」と説明。続けて「でも、ムラカミは日本にいる家族との責任があると感じ、帰国して日本でもう17年間投げました。しかし、もう1回メジャーに挑戦しようと思い、スプリングトレーニングのときジャイアンツと(マイナー)契約をしました」と経緯を紹介した。
デービス氏によれば「(当時)39歳でしたが、あと少しでロースター入りを勝ち取るところでした。全てをやり尽くしたと言い、彼は引退しました。マサノリ・ムラカミは、ジャパニーズ・ベースボール・レジェンドです」とリスペクトの気持ちが込められていた。
同局の解説を務めるオーレル・ハーシュハイザー氏は「昨日東京から渡米しました。なぜなら、ジャパニーズ・ヘリテージ・ナイトが金曜日(同18日)に開催されるからです」と村上氏の来場理由を説明。“生きるレジェンド”は異国でも忘れられることはなかった。