視線真正面も…50人報道陣前に無言、罪状認否は4分間で終了 出廷で見えた水原一平被告
傍聴は禁止され報道陣は隣の部屋からスピーカーで流れる音声を聞く形に
ドジャース・大谷翔平投手の元通訳で、銀行詐欺などの罪に問われている水原一平被告が14日(日本時間15日)、罪状認否のためにロサンゼルスにある連邦地裁に出廷した。黒のスーツに白シャツ、ノーネクタイ姿で地裁に現れ、詰めかけた報道陣の問いかけには無言を貫いた。
水原被告は現地時間午前11時すぎ、地裁の前に横付けされた車から歩いて出廷。日米メディアの質問には一切応じることなく、午前11時11分に6階にある法廷へと入室した。通常であればメディアや一般市民の傍聴も可能だが、この日は警備上の理由から異例の対応が取られ、詰めかけた日米約50人のメディアは隣の部屋からスピーカーで流される音声のみを聞くという形。法廷内での水原被告の表情をうかがい知ることはできなかった。
既に検察側との司法取引に応じており、形式的に行われたこの日の罪状認否は約4分間という短い時間で終了。水原被告は法廷内で「Yes,I did」や「Not Guilty」など短い言葉を発するのみだった。閉廷後はフリードマン弁護士とともに、報道陣に囲まれながら法廷を後に。地裁の前に用意された車に乗り込むまでの約7分間、視線を真正面に見据えたまま言葉を発することはなかった。
水原被告は違法賭博に関与し、大谷の銀行口座から賭博資金を盗んだとして、日本時間3月20日の開幕戦直後にドジャースを解雇。4月11日(同12日)には、米連邦検察当局から銀行詐欺容疑で訴追された。
(Full-Count編集部)