デラクルーズ、自身初の1試合4盗塁 30盗塁一番乗りで驚異の110個ペース…球場騒然
敵地・ドジャース戦に「2番・遊撃」で出場…自身初の1試合4盗塁
■ドジャース ー レッズ(日本時間17日・ロサンゼルス)
レッズのエリー・デラクルーズ内野手が16日(日本時間17日)、敵地・ドジャース戦で1試合4盗塁を決めた。5回の第3打席で四球を選ぶと二盗、三盗。今季メジャー最速の30盗塁に到達した。
この日、「2番・遊撃」で出場。初回の第1打席で中前打を放つと、すかさず二盗。3回の第2打席では二塁打を放ち、三盗に成功。すると、5回の第3打席では四球から二盗、三盗。自身初の1試合4盗塁で30盗塁に一番乗りした。
昨季メジャーデビューした22歳は1年目から打率.235、13本塁打、35盗塁をマークした。今季は開幕から盗塁を量産。44試合目で30個に到達し、シーズン換算で110個ペースとなっている。4盗塁は2009年5月12日(同3日)のジェイソン・ワース(フィリーズ)に並び、対ドジャース戦での歴代最多だ。1試合で4安打&4盗塁は、ヤンキースのイチローが2012年9月19日のブルージェイズ戦で達成して以来、12年ぶりの快挙となった。
大谷翔平投手とは昨年のエンゼルス戦で交流。二塁打を放ってベース上で腕を組んだ大谷の左肘付近を、デラクルーズが“ツンツン”。怪物同士が笑いながら明るい雰囲気で会話する様子が注目されていた。この日も試合前の取材では「どうするかはわからないよ。でも、彼と再会したいね。彼は優しかったから」と心待ちにしていた。