大谷翔平、史上初「トリプル3.5」ペース 過去には高い壁…162試合換算で44発&37盗塁
打率.350、35本塁打、35盗塁を達成した選手は誰もいない
■ドジャース 7ー3 レッズ(日本時間18日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手が、メジャー史上初のペースを維持している。17日(日本時間18日)に本拠地で行われたレッズ戦で3試合ぶり13号2ラン。47試合を終え打率.358、13本塁打、11盗塁で、162試合に換算すると44本塁打、37盗塁ペースとなる。打率.350、35本塁打、35盗塁を達成した選手は誰もいない。
3回1死一塁で迎えた第2打席、対戦相手としては最多の4本塁打を放っている好相性のフランキー・モンタスを仕留めた。甘めに入ったフォーシームを捉えると、打球は逆方向へ伸びて左翼席にスタンドイン。打球速度104.5マイル(約168.2キロ)、飛距離368フィート(約112.2メートル)、角度28度だった。
この一発でアストロズのカイル・タッカーとオリオールズのガナー・ヘンダーソンに並んでメジャートップ。さらには、ナ・リーグではブレーブスのマルセル・オズナを抜いて単独トップに立った。5月後半に入っても驚異的な打棒は落ちず、歴史的なペース。打率.350、35本塁打、35盗塁の「トリプル3.5」、史上初の「50本塁打&30盗塁」も狙える。
35本塁打&35盗塁を達成した選手は過去にいるが、打率.350が高いハードルになっている。そもそも過去10年の首位打者20人で、打率.350を超えているのは3人だけだ。惜しかったのは、1997年のラリー・ウォーカー(ロッキーズ)。打率.366&49本塁打をマークしたが、33盗塁とあと2盗塁だけ届かなかった。
(Full-Count編集部)