今永昇太はエ軍に「来るかもしれなかった」 無双投球にうらやむ番記者…漏らした一言

パイレーツ戦に出場したカブス・今永昇太【写真:Getty Images】
パイレーツ戦に出場したカブス・今永昇太【写真:Getty Images】

カブスと契約前、最終候補に名を連ねていたエンゼルス

■シカゴ 1ー0 パイレーツ(日本時間19日・シカゴ)

 カブスの今永昇太投手が18日(日本時間19日)、本拠地・パイレーツ戦で7回無失点の好投を見せた。6勝目はお預けとなったが、新人王だけでなく、日本選手初のサイ・ヤング賞を狙える立ち位置にいる。そんな今永の快投をうらやましそうに見ているのがエンゼルスの番記者だ。

 この日、今永は6回まで得点圏に走者を進めず。7回に2死から連打を浴び、一、二塁のピンチを作ったが、最後はテイラーを3球三振に仕留めた。同点の7回で降板したため、3戦連続で勝ち負けはつかなかったが、防御率は両リーグ唯一の0点台となる0.84まで下がった。

 今永は今年1月に4年5300万ドル(約82億4700万円)でカブスと契約したが、その前にエンゼルスが最終候補に残っていたとされている。5月上旬、エンゼルスを訪れた記者にMLB公式サイトのレット・ボリンジャー記者が「ショウタ・イマナガ、良いね。エンゼルスに来るかもしれなかったから。残念だ」。エンゼルスタジアムの食堂で食事を食べながらポツリとつぶやいた。

 ここまでエンゼルスは17勝28敗で地区最下位に沈む。34歳の左腕アンダーソンこそ4勝4敗、防御率2.72と奮闘しているが、開幕投手のサンドバル、ノーヒットノーラン左腕のデトマーズはともに防御率5点台。守護神エステべスも精彩を欠く。

 今永は現在、5勝0敗で防御率0.84。MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると、メジャーデビューから9登板では歴代1位の防御率だという。エンゼルスの番記者がうらやましそうにつぶやくのも、無理はなかった。

(Full-Count編集部)

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