大谷翔平を上回る51発ペース、覚醒した天才27歳 WBCでは控え扱いも…球団新の大爆発
アストロズのタッカーが1試合2本塁打、メジャートップタイとなる15号
■アストロズ 9ー4 ブルワーズ(日本時間20日・ヒューストン)
アストロズのカイル・タッカー外野手が19日(日本時間20日)、本拠地で行われたブルワーズ戦で1試合2本塁打をマークした。ドジャースの大谷翔平投手を上回る14号ソロに、メジャートップタイとなる15号3ラン。MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると、今季3回目のマルチ本塁打を記録したという。
4点リードの6回、1死走者なしから元巨人のビエイラが投じた真ん中へのスライダーを捉えた。右中間へのライナー性の打球は、最前列へスタンドイン。そして7回2死一、二塁では、ホワイトの外角高め直球を弾き返した。今度は逆方向への打球で、左翼スタンドに吸い込まれると本拠地は大声援に包まれた。
同記者は、シーズン最初の47試合で3回のマルチ本塁打は、球団史上最少の試合数での到達だと伝えた。今季は46試合に出場して打率.287、15本塁打、OPS1.040。162試合に換算すると51本塁打という驚異的なペースで量産している。
若くして頭角を現し、今やメジャーを代表する外野手に成長した27歳。2023年のシーズン開幕前には米国代表としてWBCに出場したが、マイク・トラウト外野手らの控え扱いで、侍ジャパンとの決勝戦に出場することは叶わなかった。しかし、今季はさらなる成長を見せ、本塁打王争いで堂々トップを走っている。
(Full-Count編集部)