安樂智大、メキシコ球宴登板で1回無失点 日本では経験なし…楽天退団も新天地で躍動
パワハラ騒動で楽天から自由契約、ディアブロスでは防御率1.80の好成績
メキシカンリーグのディアブロス・ロホス・デル・メヒコ(メキシコシティ・レッドデビルズ)でプレーする安樂智大投手が25日(日本時間26日)、同リーグのオールスターに救援登板した。7回に10番手としてマウンドに上がり、2安打1四球でピンチを招いたものの無失点に抑え、自身初の大舞台を楽しんだ。
南地区の先発は、元DeNAのトレバー・バウアー投手。元ヤンキースのディディ・グレゴリアス内野手から空振り三振を奪うなど、1回無失点で大役を果たした。安樂は4点を追う7回、先頭に左前打を許したが後続を併殺で2死。さらに二塁打と四球で一、二塁のピンチを招いたが、三ゴロに打ち取り切り抜けた。
安樂は済美高(愛媛)から2014年ドラフト1位で楽天に入団。通算231試合に登板した。昨年11月に複数の選手がハラスメント行為を球団に訴えたとされており、12月1日にNPBから公示された各球団の契約保留者名簿に記載されなかった。NPBでは9年間プレーしたが球宴選出はなく、メキシコで初の大舞台だった。
今季は20試合に登板して0勝0敗3セーブ、防御率1.80。打者有利と言われる本拠地で球宴選出に相応しい好成績を残していた。バウアー、グレゴリアスの他にもメジャー通算2639安打、335本塁打のロビンソン・カノ内野手、元ドジャースのヤシエル・プイグ外野手や多くのNPBの元助っ人選手らが出場した。
(Full-Count編集部)