「大谷さんも出ないし…」2試合目見ずに帰る客 5打数無安打&欠場…NYに広まった悲しみ

メッツ戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
メッツ戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

大谷はWヘッダー第2戦を欠場…第1戦で帰路に就くファンも

■ドジャース 5ー2 メッツ(日本時間29日・ニューヨーク)

 ドジャース・大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、敵地・メッツとのダブルヘッダー第2戦のスタメンから外れた。デーブ・ロバーツ監督はこの日、試合前に早々と欠場を示唆。第1試合が終了して帰路に就く観客の姿もあった。

 前日27日(同28日)に予定されていた同カードが悪天候のため中止になり、28日(同29日)にダブルヘッダーが組み込まれた。第1試合が異例の4時開始で同日のチケットを持っている人は2試合とも見ることができた。しかし、第1試合終了後、球場外には仕事を終えて見に来たファンと帰路に就くファンが入り交ざっていた。

 球場から出た家族連れのファンは「大谷さんも出ないし……」とポツリ。当初、この家族はチケット1枚でダブルヘッダー2試合を見られると認識していなかった。そのため、球場を出たが、2試合とも見られることを知っても、地下鉄のほうへ歩いて行った。

 大谷のインパクトはニューヨークでも大きい。プレーするのはエンゼルス時代の昨年8月25日(同26日)からのメッツ3連戦以来だが、当時は右肘の靱帯損傷が発覚してすぐだったが、特大ファウルで米ビール王手「クアーズライト」の広告ビジョンを破壊し話題になった。タイムズスクエア周辺の大きなビジョンにはブランドアンバサダーを務める「BOSS(ボス)」の広告が大きく写し出されていた。

 大谷は第1戦は5打数無安打、第2戦は欠場と見せ場はなかった。一方で、デーブ・ロバーツ監督は試合後、「彼は100%の状態に近い。私は(ハムストリングの状態について)あまり心配しているわけではない」と説明。翌29日(同30日)の同カードは出場を示唆した。そろそろ復調のアーチをかけたいところだ。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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