大谷翔平、大失速でも“歴史的5月” 6部門で自己ベスト…6月のブーストへ高まる期待

ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】
ドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

5月は月間打率.312、7本塁打、OPS.966をマーク

■ロッキーズ 4ー1 ドジャース(日本時間1日・ロサンゼルス)

 ドジャース・大谷翔平投手は5月31日(日本時間6月1日)、本拠地・ロッキーズ戦に「2番・指名打者」で出場し、3打数無安打に終わった。5月の全日程が終了。後半戦は45打席ノーアーチなど、大失速を見せた一方で、1か月で見ると6部門でキャリアハイをマークした。

 散髪しさっぱりした髪型で球場入りした大谷はこの日、同学年のダコタ・ハドソン投手と対戦。初回1死の第1打席は二ゴロ、4回先頭の第2打席は上手くすくい上げるも二塁正面のライナー。6回1死の第3打席はカウント3ボール2ストライクから81.2マイル(約130.7キロ)のカーブにバットが空を切った。

 5月は16日(同17日)に牽制球を左太もも裏に受けてから49打数10安打、打率.217と打撃成績が降下。それでも月間で見れば、打率.312、29安打、7本塁打、19打点、6盗塁、出塁率.385、長打率.581、OPS.966をマーク。そのうち、本塁打と打点を抜いた6部門で5月の自己ベストを更新した。

 一方の6月は大谷にとって好相性だ。昨季は打率.394、15本塁打、29打点。通算成績も月間最多の43本塁打、打率.336をマークしている。

 チームは5月29日(同30日)の敵地・メッツ戦後、天候などの影響で飛行機が飛ばず。駐機場に8時間半留まるアクシデントもあった。東海岸の遠征後、ロッキーズの3連戦をはさんで、再びピッツバーグ、ニューヨークと続く。過密日程の中、好相性の6月でブーストさせたいところだ。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY