大谷翔平は「詐欺の被害者」　MLBも捜査終了、水原被告の有罪で「この件は解決した」

「オオタニは詐欺の被害者とみなし、この件は解決した」

　ドジャース・大谷翔平投手の元通訳、水原一平被告が4日（日本時間5日）、米カリフォルニア州サンタアナの連邦地裁に出廷し、銀行詐欺と虚偽の税務書類作成の罪を認めた。メジャーリーグ機構（MLB）は大谷らに行っていた捜査を正式に終了。「ショウヘイ・オオタニを詐欺の被害者とみなし、この件は解決した」との声明を発表した。

　水原被告は2021年以降、違法賭博で抱えた借金返済のため、大谷の銀行口座から約1700万ドル（約27億円）を不正送金。2022年分の確定申告で、不正によって得た所得を申告しなかったとされている。この日の有罪答弁を受け、判決の言い渡しは10月25日（同26日）に決まった。
　
　大谷が所属するドジャースも「イッペイ・ミズハラに対する刑事訴訟手続きにおいて司法取引が成立し、連邦政府、MLB双方の捜査が終結したことで、ドジャースとしてはショウヘイとチームがこの問題を全て忘れて、ワールドシリーズ制覇を目指して前進できることを嬉しく思っています」と声明を出した。

（Full-Count編集部）