日本一の4番が不振で2軍降格 正捕手明け渡した巨人31歳…今オフFA注目選手に“異変”

阪神・大山悠輔、巨人・大城卓三、中日・木下拓哉(左から)【写真:荒川祐史、矢口亨】
阪神・大山悠輔、巨人・大城卓三、中日・木下拓哉(左から)【写真:荒川祐史、矢口亨】

阪神・大山、中日・木下は5日に登録抹消…巨人・大城卓も2軍経験

 プロ野球で、シーズンオフの大きな話題の1つと言えば、FA権を取得した選手の動向。昨オフも山川穂高内野手がソフトバンクに移籍するなど大きな動きがあった。今季も多くの有力選手が取得もしくは取得見込みだが、“異変”も起きている。

 4番打者として昨年の日本一に大貢献した阪神の主砲・大山悠輔内野手は、4月に国内FA権を取得した。しかし、今季は状態が上がらず。4日時点で打率.199(191打数38安打)、3本塁打と不振に喘いでいる。昨季は.403で最高出塁率のタイトルを獲得したが、今季は.282。5日に出場選手登録を抹消された。

 巨人の31歳・大城卓三捕手は昨年、WBCで優勝に貢献し、シーズンでは自己最多の134試合に出場。打率.281、16本塁打をマークし、ベストナインに選出された。しかし、今季は開幕から不振が続き、5月8日に出場選手登録を抹消。同31日に1軍復帰したが、4日終了時点で打率.169、0本塁打となっている。

 中日・木下拓哉捕手は2021年に123試合、2022年に120試合に出場するなどキャリアを重ね、4月に国内FA権を取得した。だが、今季は37試合で打率.202。5日に出場選手登録を抹消された。

 DeNA・佐野恵太外野手は2020年に首位打者、2022年に最多安打のタイトルを獲得した球界屈指のヒットメーカーだ。今季は4日時点で53試合に出場してリーグ15位の打率.256、2本塁打、OPS.666。近年と比較すると、数字を下げている。

 厳しいプロ野球の世界で、浮き沈みがあるのは必然。プロ野球人生で節目を迎えた選手たちが今後どんなパフォーマンスを見せるか。注目される。

(Full-Count編集部)

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