DMで殺害予告「家族を皆殺しにする」 賭博で止まらぬ暴徒化…MLB選手に付きまとう恐怖
USAトゥデイに選手が明かした本音
ドジャース・大谷翔平投手の元通訳、水原一平被告の騒動を筆頭にパドレスのトゥクピタ・マルカーノ内野手が永久追放処分を受けるなど、MLB界で賭博が問題視されている。影響は関係のない選手にも。ダイヤモンドバックスのポール・シーウォルド投手は殺害予告を受けたことを告白した。
米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者が9日(日本時間10日)に「気を悪くしたギャンブラーが殺害予告、身を案じ始めるMLB現役選手ら」と題し記事を公開。その中では、シーウォルドがセーブに失敗して「お前のせいで金がなくなった。クタバレ。お前と家族を殺しに行く」と言われたことを明かした。
シーウォルドは「すぐエスカレートする。怖いし、悲しいよ。昔はチームの勝利を台無しにしたことでファンが腹を立てていたが、今はギャンブルだ。彼らはダイヤモンドバックスなんてどうでもいいんだ。彼らが気にすることはベットだけだ」と続けた。
また、ローガン・アレン投手はガーディアンズ時代、家まで後をつけて来て「お前のせいで金がなくなった」と罵倒されたことも明かした。他にもジャイアンツのマット・チャップマン内野手は決済アプリで支払いを求められたこともあったという。
他にもレイズの選手に「お前が家で寝ているとき、首を切り裂いてやる」「お前の家族を皆殺しにする」と恐怖のメッセージが届いたことも記事では公開されている。MLBは相談窓口やオッズ情報を試合前後のスコアボードに掲載しないなど様々な対策をしているというが、暴徒化が収まる気配はなさそうだ。
(Full-Count編集部)