得点圏打率よりも…大谷翔平の課題「68」 米記者指摘の“勝負弱さ”に嘆き「失望」
米記者が投稿…大谷は「ハイ・レバレッジ:68wRC+」
■レンジャーズ 3ー1 ドジャース(日本時間14日・ロサンゼルス)
本拠地に溜息が漏れた。ドジャースの大谷翔平投手は13日(日本時間14日)、本拠地・レンジャーズ戦に「2番・指名打者」で先発出場するも、4打数無安打に終わりチームも連敗。2点差の8回には1死一、三塁の好機が回ってきたものの、3球三振に打ち取られた。勝負を決する場面で凡退すると、米記者は“あるデータ”を紹介し、話題を呼んでいる。
米スポーツ局「ESPN」の番組にもゲスト出演するブレイク・ハリス氏は、大谷が39歳右腕のデビッド・ロバートソンに3球三振を喫した直後に自身のX(旧ツイッター)を投稿。「ショウヘイ・オオタニ試合開始時点で ロー・レバレッジ:177wRC+ ミディアム・レバレッジ:193wRC+ ハイ・レバレッジ:68wRC+」と綴った。
米データサイトでは打者の状況別データを各種掲載。今回紹介されたデータは、試合に与える影響の場面を3種類に分類し、それぞれでどんな成績を残したのかを示している。ロー・レバレッジとは勝利確率に与える影響が小さい場面、ミディアム・レバレッジが勝利確率に与える影響がある程度ある場面、そしてハイ・レバレッジが勝利確率に与える影響が大きい場面となっている。また、wRC+は平均を100としたときに、打席あたりでどれだけ得点創出に貢献したのかを示す。
ハリス氏の投稿によると、簡単に言えば大谷は大事な場面で平均以下の成績しか残せていないことが分かる。今季は開幕から得点圏打率の低さが日米メディアで指摘されてきたが、さらに詳細なデータで今シーズンの“勝負弱さ”が露呈される形になった。
この投稿を見た日米ファンからは「失望」「0-2の場面でワンバウンドのボールを投げれば、いつも追いかけるだろう」「巨額の契約に応えようと焦りすぎなんだよ」「チャンスで打てない」「ヒーローになろうと力が入りすぎている」「POまでに上げてくれ」と落胆の声が広がった。
それでも今季は67試合に出場し、リーグ5位の打率.306、2位の17本塁打、2位のOPS.955と圧倒的な打棒を披露している。世界一が至上命題の名門にあって、あとは“大事な場面”での結果。大谷の打棒に改めて注目したい。
(Full-Count編集部)