1球投げて1万円…応募殺到の異例“始球式バイト” 担当者が明かす意図「貴重体験を」

ZOZOマリンスタジアム【写真:小林靖】
ZOZOマリンスタジアム【写真:小林靖】

募集期間は2週間ながら全体応募数6539件、ページ閲覧数43万超

 超異例の“始球式バイト”が実現する。「パーソル パ・リーグ」でお馴染みの総合人材サービス「パーソルグループ」が展開するスキマバイトアプリ「シェアフル」が、15日にZOZOマリンで行われるロッテ-中日の始球式を行う「超バイト」を募集。1球投げて1万円、観戦チケットや選手直筆サイン入りユニホームなどもついた“仕事”に、6500件を超える応募が殺到した。

 5月13日に告知。応募締め切りとなった26日まで2週間ながら、全体応募数6539件、ページ閲覧数は43万3701ビューという注目ぶりだった。選考は厳正なる抽選で行われ、プロ野球選手を目指していたがヘルニアで断念し就職活動に励む大学4年生に決まった。

 各地から集まった応募動機はさまざまだった。翌16日が父の日であることからロッテファンの父を喜ばせたい20歳や、米国で投手としてプレーする大学生、「有名になりたい! 目立ちたい!」というアマチュアお笑い芸人……。共通するのはとにかく熱い思いだった。

 担当者は「“想像を超えた特別なアルバイト”の体験企画の中で、今回『始球式での投球』という貴重な体験を野球経験問わずハードルを下げて募集することで、憧れのマウンドを身近に感じていただいたり、夢を追っている方の後押しや、過去に挑戦したいと願った方の貴重な思い出になればと思い企画させていただきました」と意図を明かす。「とても多くの方にご応募いただき驚きました。また、応募時にいただいているコメントから皆さまの熱い思いに胸を打たれました」と反響の大きさに驚いていた。

 パーソルグループの冠協賛試合「パーソルDAY」として行われるこの日の一戦。1球投じて1万円をゲットする“バイト”の激レア体験から、戦いは幕を開ける。

(Full-Count編集部)

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