水筒で乾杯、HR打てば両手フリフリ 大谷翔平の“儀式”の裏側「毎日思いつくんだ」

水筒を持つ大谷翔平(右)とトラヴィス・スミス氏【写真:荒川祐史】
水筒を持つ大谷翔平(右)とトラヴィス・スミス氏【写真:荒川祐史】

スミスコーチが語る儀式の裏側「毎日、異なるセレブレーションが思いつくんだ」

■ドジャース 4ー3 ロイヤルズ(日本時間15日・ロサンゼルス)

 ドジャース・大谷翔平投手は14日(日本時間15日)、本拠地・ロイヤルズ戦に「2番・指名打者」で先発出場し、8試合ぶりのマルチ安打をマークした。4打数2安打で打率.309に上昇。好打を呼んでいるのがトレーニングコーチを務めるトラヴィス・スミス氏とのセレブレーション・パフォーマンスだ。

 試合前のダグアウト内。大谷とスミスコーチはドラゴンボールZでお馴染みのフュージョン・ポーズを決めたり、お揃いの水筒を持って乾杯をしたり。ある時は山本由伸投手を交えてパフォーマンスをすることも。スミスコーチのアイデアだという。

「毎日、異なるセレブレーションが思いつくんだ。(水筒の乾杯ポーズは元ドジャースの)ジョク・ピーダーソンが世界一の記念に水筒をくれて、『自分も同じのを持っているんだぞ』と彼に見せたんだ。でも、今は変えないといけないね。うまくいかなかったから」。スミスコーチとの“乾杯ポーズ”から大谷は2試合連発したが、前日13日(同14日)は5試合ぶり無安打でチームも敗戦。ゲン担ぎの意味もあるようだ。

 大谷は本塁打を放った際に、両腕を前に出してチームメートへ小さくフリフリするポーズを見せている。これはフリーマンが打った際のセレブレーションを引用しているのだという。「僕は選手たちと色々なセレブレーションをやっている。異なるセレブレーションをね。ショウヘイは手を振るんだけど、大きく振るんじゃなくて、少し小さめにやっていたね」と語る。

 エンゼルスでは「クオリティコントロールコーチ」のティム・バス氏が盛り上げ役を務めるなど、メジャーでは日々のモチベーションの維持も重視している。「毎日がハッピーだ。こんな好きな仕事をさせてもらっているんだから。それを表現したいと思っている」とスミスコーチ。明るく楽しいルーティンは、大谷に欠かせないもののように見える。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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