由伸の異変が一目瞭然…指揮官も隠せなかった動揺 渡米後初の“95未満”を米指摘
直球平均球速が約151.4キロ…前回登板を約4キロも下回った
■ロイヤルズ 7ー2 ドジャース(日本時間16日・ロサンゼルス)
ドジャースの山本由伸投手は15日(日本時間16日)、本拠地・ロイヤルズ戦に先発も、右上腕三頭筋の張りを訴え、2回28球を投げたところで降板した。この日が14試合目の登板だったが、米データ会社によると直球の平均球速は最も遅く、ファンは「彼はヤンキース戦で頑張りすぎた」などと声をあげている。
米データ会社「コーディファイ・ベースボール」は公式X(旧ツイッター)で、山本の登板毎の直球平均球速を紹介。この日は94.1マイル(約151.43キロ)だった。過去最速は前回登板だった7日(同8日)のヤンキース戦で97.0マイル(約156.1キロ)。実に4キロの差があった。
MLB公式のデータサイト「ベースボール・サバント」によると、今シーズンの平均球速は95.5マイル(約153.69キロ)。やはり2キロ以上の開きがあった。平均で95マイル(約152.9キロ)を下回ったのは初めてのことだった。
2回の投球を終えてベンチに戻った際に異変を首脳陣に訴えた山本。マーク・プライアー投手コーチから報告を受けたデーブ・ロバーツ監督も動揺を隠せなかった。
右腕に起きた不測の事態に「オーマイゴッド」「ヤンキース戦で投げ過ぎたのかもしれないね」とファンはコメントを寄せている。16日(同17日)に検査を受ける予定で、その結果が注目される。
(Full-Count編集部)