大谷翔平、ベッツの“聖域”を奪取か 1番で6戦4発…指揮官の見解「最善は何なのか」

試合後、取材に対応したドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】
試合後、取材に対応したドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】

6月は打率.308、9本塁打と調子上向き「スペシャルな数週間になっている」

【MLB】ドジャース 7ー2 エンゼルス(日本時間23日・ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手は22日(日本時間23日)、本拠地のエンゼルス戦に「1番・指名打者」で先発出場し、3回に3試合連発となる23号2ランを放った。7戦6発の量産態勢でリーグ2位のブレーブス・オズナとの差を2に広げた。4打数1安打2打点で打率.321。デーブ・ロバーツ監督は大谷の1番打者としての働きぶりを称賛した。

 不動の1番だったベッツが左手骨折で離脱。1番を任されてから6試合で24打数11安打の打率.458、4本塁打とアーチ量産している。ベッツ復帰後も大谷を1番で起用するかと問われたロバーツ監督は「ハハっ(笑)! まだ先の話だが、ムーキーが戻ってきた際に、それはいい考えになるだろう。打線を構成する上で最善の方法は何なのか、についてね」と笑顔で話した。

 2番先発では69試合出場して打率.314、19本塁打、46打点。大谷は打順に関係なく、結果を残している。ロバーツ監督は「ショウヘイには関係ないと思っている。他の選手にとっては(打順変更が)大きな違いになるかもしれないが。本当にいい同僚としてプレーし活躍することにとても集中している。どこで打とうが、影響しているとは思わない。それが私の本音だ」とも話した。

 序盤は調子が上がらなかった6月も打率.308、9本塁打、19打点の好結果だ。ロバーツ監督は「ボールが彼のヒッティングゾーンに来た時は、強い打球が生まれている。体調管理もしっかりできている。スペシャルな数週間になっている」と絶賛した。全治6、8週間と予想されているベッツの復帰は、どのようなオーダーが組まれるのだろうか。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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