大谷翔平vs“530億円男”、絞られたMVP争い ベッツ離脱で米予測「有力候補に見える」
MLB公式サイトはナ・リーグMVPは大谷とハーパーの一騎打ちと予想
ドジャース・大谷翔平投手は移籍1年目で2021年&2023年に続く、通算3度目のMVP受賞となるか。シーズンを折り返したところで、リーグ8冠と打ちまくる大谷の載冠を阻むとすれば誰だろう。MLB公式サイトは、やはりMVPに2度輝いているブライス・ハーパー内野手(フィリーズ)をあげている。
ナ・リーグの“MVPレース”について、記事は「ひどく見慣れたものになりつつある」と指摘する。レッドソックス時代の2018年に受賞しているムーキー・ベッツ内野手(ドジャース)は、今月16日(日本時間17日)の本拠地・ロイヤルズ戦で左手に死球を受けて骨折。数か月欠場することになった。その結果、「MVPを既に2度受賞している2人が有力候補に見える」とし、大谷とハーパーの名前を挙げた
26日(同27日)終了時点で大谷は打率.322、25本塁打、OPS1.045などリーグ8冠。打点も3差3位で、3冠王も視界にとらえている。一方、2015年と2021年にMVPに輝いたハーパーも打率.305(リーグ4位)、20本塁打(同3位)、OPS.987(同2位)など、ほとんどの部門で上位。2019年オフにフィリーズと13年総額3億3000万ドル(約530億円)で契約した31歳が今後成績で、大谷を逆転する可能性もある。
記事はエリー・デラクルーズ内野手(レッズ)らが今後台頭する可能性もあるとした上で、「現時点ではこの2選手(大谷とハーパー)が群を抜いているようだ」と解説している。
MVPに3度以上輝いた選手で米野球殿堂入りしていないのは4人。マイク・トラウト外野手(エンゼルス)と、アルバート・プホルスはまだ資格がなく、他には薬物問題で一部の投票者が難色を示しているとされるバリー・ボンズとアレックス・ロドリゲスだけだ。同じような問題が生じなければ、3度目のMVPは「(米野球殿堂博物館がある)クーパーズタウンに直行するチケットとなる。手にするのはどちらだろうか」と占っている。
(Full-Count編集部)