中川圭太が明かす「なりたい自分」 年俸アップは「優勝の次」…復帰を目指すストイックな心
オリックス・中川圭太【写真:北野正樹】オリックス・中川圭太「お金のためにやっているわけではありません」
オリックス・中川圭太内野手は、アスリートとしての理想を追い求め続ける。「なりたい自分……? 自分のなりたい選手になりたいんです。タイトルが獲れるくらいの選手。今はそこしか考えていません」。真剣な眼差しが輝いた。
左大腿筋の筋損傷で6月13日に出場選手登録抹消となり、球団施設の大阪・舞洲で調整を続けている。胸中には、焦りはなかった。故障で戦列を離れ、1軍の勝利に貢献できないことに心を痛める毎日だが、巻き返しに臨む意気込みが言葉から溢れていた。
大阪・PL学園、東洋大を経て2018年のドラフト6位でオリックスに入団。卓越したバットコントロールで広角に打ち分け、プロ1年目から新人として初の交流戦首位打者に輝き、111試合に出場した。
「優勝することが、自分の中で一番、楽しいことだとわかったんです」
気持ちが変わったのは、2022年にリーグ連覇を経験してからだという。プロ入り3年目の2021年、25年ぶりのリーグ優勝を果たしたが、左手首を手術した影響もあり、約2か月間戦列を離れて1軍定着を逃した。
2022年は110試合に出場し、打率.283。シーズン最終戦となった仙台での楽天戦に逆転勝ちし、ソフトバンクが敗れるのを待って2連覇を達成。仲間と喜びを分かち合い、初めて涙が溢れた。
「チームとして優勝することが、自分の中で一番、楽しいことだとわかったんです。活躍して数字を残せば(球団が)勝手に上げてくれるというか、自分の中で(年俸アップは)優勝の次の話なんです。自分の成績が上がれば、生活はできます。個人としてレベルアップして、優勝に貢献したいという感覚なんです」
(北野正樹 / Masaki Kitano)
