敵地で広がった“異様な光景” 200号の裏で…裏付けられた大谷人気「認められてる」

29号を放ち、ナインに迎えられるドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】
29号を放ち、ナインに迎えられるドジャース・大谷翔平【写真:Getty Images】

4打数2安打2打点で打率.314、OPS1.037

【MLB】タイガース 11ー9 ドジャース(日本時間14日・デトロイト)

 ドジャース・大谷翔平投手は13日(日本時間14日)、敵地で行われたタイガース戦に「1番・指名打者」で先発出場。5回に29号ソロを放ち、日本選手で初めてメジャー通算200号の大台に到達した。本来ならブーイングされてもおかしくないが、敵地にも関わらず「ファンが嬉しそう」「みんな応援してる感じ」と珍しい光景が広がったことに驚きの声があがっている。

 大谷のメモリアル弾は、2-2で迎えた5回に生まれた。右腕モンテロのチェンジアップをバットに乗せ、右翼ポール際へ6試合ぶり29号ソロ。打球速度107.8マイル(約173.4キロ)、飛距離373フィート(約113.6メートル)、25度の見事な一撃だった。

 タイガース戦前のカードだったフィリーズ戦では、毎打席で痛烈なブーイングが鳴り響いていたが、この日は様子が違った。本来なら敵選手の本塁打には怒号が鳴り、ボールを投げ返すファンもいるが、大谷のHR球を巡っては“争奪戦”が発生。メモリアル球をゲットしたタイガースファンのエリック・ワインクープさんはボールを大谷に快く返却し、サインボールなど大量5品をプレゼントされた。

 敵地で広がった大谷への歓迎ムードにファンも注目。「敵地なのに凄いな」「大谷さん愛されてる」「大谷選手の人徳って認められてるんね」「みんな嬉しそう」などとコメントが寄せられた。

 試合は大谷の200号の活躍も、ドジャースは9回に5点差を追い付かれて延長戦サヨナラ負け。直近10戦3勝と足踏みが続いているが、大谷は29号、OPS1.037をはじめ“リーグ8冠”と打線を牽引している。

(Full-Count編集部)

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