大谷翔平、リーグ4冠でMVP級の前半戦 日本人初トリプルスリーに現実味…12年ぶり3冠王も
ロバーツ監督「世界的にみて野球の顔となる選手だ」
【MLB】タイガース 4ー3 ドジャース(日本時間15日・デトロイト)
ドジャースの大谷翔平投手は14日(日本時間15日)、敵地で行われたタイガースとの前半戦最終戦に「1番・指名打者」で先発出場し、2試合連続マルチ安打をマークした。中継ぎに回った前田健太投手との3年ぶり対決で遊撃内野安打。4打数2安打で打率.316。
移籍1年目から目覚ましい活躍だ。今季は94試合出場して打率.316、29本塁打、69打点、OPS1.035。23盗塁と足でも結果を出した。本塁打、長打率.635、OPS1.035、75得点の4部門でリーグトップ。打率はリーグ2位、打点はリーグトップのブレーブス・オズナと8点差となっている。2012年ミゲル・カブレラ以来12年ぶりの3冠王も期待できる好成績だ。
大谷の前半戦について、ロバーツ監督は「素晴らしい人間だ。才能を発揮することを期待していた。それを毎日見られることは楽しいけど、人間性を評価している。彼は毎日、ハッピーな感じでやってくる。そして一貫性があるし、一生懸命プレーするし、学ぶことにも意欲的だ。世界的にみて、野球の顔となる選手だ。気品がある。私たち全員、彼を毎日見られるので幸運だ」と高評価した。
シーズン換算では48本塁打、116打点、38盗塁ペースとなった。日本人初のトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)はもちろん、日本人初の50本塁打、40?40(40本&40盗塁)とさまざまな快記録が期待できる。16日(同17日)のオールスター戦(テキサス州アーリントン)を挟み、後半戦は19日(同20日)の本拠地・レッドソックス戦からスタートする。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)