大谷翔平の一振りが生んだ“記録ラッシュ”　新たに開いた歴史の扉…ド軍選手初の快挙

大谷は球宴初本塁打となる3ラン…1試合3打点はド軍選手では初

【MLB】ア・リーグ 5ー3 ナ・リーグ（日本時間17日・アーリントン）

　ドジャースの大谷翔平投手は16日（日本時間17日）、レンジャーズの本拠地グローブライフ・フィールドで行われたオールスターにナ・リーグの「2番・指名打者」で出場。第2打席で球宴初本塁打となる右越え3ランを放った。第1打席は四球、第3打席は空振り三振で2打数1安打3打点。米メディアによると、球宴で1試合3打点以上を記録したドジャース初の選手になるという。

　大谷は3回無死一、三塁で右腕タナー・ハウク投手（レッドソックス）から右越え3ランを放った。打球速度103.7マイル（約166.9キロ）、飛距離400フィート（約121.9メートル）、角度29度の豪快弾。4年連続4度目出場のオールスターで、8打席目にして飛び出した初本塁打だった。

　カナダ放送局「TSNスポーツ」の「スタッツセンター」は公式X（旧ツイッター）で、球宴1試合で複数出塁＆3打点を記録したナ・リーグの選手を紹介。2003年のアンドリュー・ジョーンズ以来、21年ぶり6人目のことだとしている。

　同局はさらに、1933年以降で、3ランか満塁本塁打を放ったナ・リーグの選手も紹介。2011年のプリンス・フィルダーが最後で、大谷の3ランは13年ぶり7人目だった。ちなみに、通算762本塁打を誇るバリー・ボンズも1998年にこの2つの記録を達成しているという。

　また、データサイト「ベースボール・リファレンス」によると、球宴で1試合3打点以上を記録したドジャースの選手は今回の大谷が初めて。レギュラーシーズンで様々な記録を作っている大谷が、また新たな足跡を残した。

（Full-Count編集部）