ジャッジが大谷翔平に脱帽「驚異的」 直後に3ラン…米実況興奮「ソトは動きもしない」
球団10人目のMLBオールスターで一発…日本人ではイチロー以来2人目
【MLB】ア・リーグ ー ナ・リーグ(日本時間17日・アーリントン)
“ライバル”たちも口あんぐりの完璧な一撃だった。メジャーリーグのオールスター戦が16日(日本時間17日)、レンジャーズの本拠地グローブライフ・フィールドで行われ、ドジャース・大谷翔平投手はナ・リーグの「2番・指名打者」で先発出場。第2打席で球宴初本塁打を放った。
3回無死一、二塁打でタナー・ハウク投手(レッドソックス)から豪快右越えアーチとなる3ランを放った。打球速度103.7マイル(約166.9キロ)、飛距離400フィート(約121.9メートル)、角度29度の完璧弾。球場は大歓声に包まれた。
大谷が本塁打を打つ直前、オールスター戦の中継をしていた「FOXスポーツ」ではヤンキースのフアン・ソトとアーロン・ジャッジの両外野手が守備中にインタビューを受けていた。ジャッジは「彼が毎年していることは驚異的だ。そして今年はトミー・ジョン手術明けで打率.316に30HR近くを打っている」と脱帽。言葉を発した直後に“その時”が来た。
実況のジョー・デービス氏は「ソトは動きもしない オオタニがオールスターゲームでHRを打ちました!」と興奮混じりに実況。右翼を守っていたソトは文字通り一歩も動かず、大谷の本塁打を見送っていた。
オールスター通算8打席目で待望の初アーチ。日本選手がオールスターで本塁打を放ったのは2人目の快挙。2007年イチローのランニング本塁打のみで、柵越えは初めてだ。イチロー以来のMVP獲得に期待が寄せられる。